【マンガ】５話　おはな【うもらん】

喉の渇きで目が覚めた。ひどく乾燥している・・・。水分補給のためカバンからミズアメを取り出す。母親が子供の頃のミズアメはねっとりした液体だったらしい。いや、現在の故郷でもそうだったか・・・？長い間この様々な惑星の研究をしていると、それぞれの惑星の時間の流れや仕組みが違うため、私は複雑に年齢を重ねてしまった。過去の私、未来の私、現在の私、複数存在してしまっている私は何の為に生きてい・・・。

「うもらん」だ・・・。私は不毛な思考を捨て、今の研究対象である「うもらん」を観察する。そこにはこの惑星ではたくさん生えている草があった。ジョウロらしきものをどこからか取り出し、貴重な水をあげていた。一体どこから出したのだろう・・・。その次の瞬間「うもらん」から「うんこ」が飛び出したのである！私はとっさに身構えたが、その草に「うんこ」が触れた瞬間、それは大きな花のような実を咲かせたのである。この惑星に来てから食料確保の為見つけた花がまさか「うもらん」が世話をして、「うんこ」を与えていたとは・・・。なんだかお腹がすいてきた・・・。