【マンガ】２話　あな【うもらん】

この惑星は故郷とほぼ同じ暮らしが出来るので、生活がしやすく困ることはほとんどない。

朝早く食料調達の為、外に出てみると彼らを見つけた。このあずき色の世界で彼らを探すことは容易だ。

「うもらん」が何かを見ているようなので、後ろから近くに寄ってみた。昨日よりも近い。「うもらん」が地面をのぞき込んでいる・・・。私も覗いてみた。そこには故郷では見たこともないぐらいに深く、それなのに何故か明るい・・・。

引き込まれそうになっていたその瞬間、また「うんこ」が飛び出してきた。

私は後ずさりして様子を伺おうかと思ったが、「うんこ」は穴の中に落ちていった。

「うもらん」がわざとそこに落としたのか、不注意だったのか分からないが、「うもらん」は今日も「うんこ」を出していた。ここが重要だ。