【マンガ】９話　ムズムズ【うもらん】

あずき色の世界で今日も目が覚める。この惑星には故郷にあって無いモノが多い。イキモノは「うもらん」しかまだ見ていない、見渡す限りのあずき色。何故、私がこの惑星で平気で生きていられるか不思議だ。危険が少ないだからだろうか・・・。いや、ここで油断してはいけない。私は荷物や身の回りの整理をし始めた時、「うもらん」が現れた。

こちらを見ている・・・。遂に私という存在に気付いたのだろうか・・・。「うもらん」の目が少しずつ上に動き自身のおでこを見始めた。蠢いている・・・。危険を感じ私は身構えた、その瞬間「うもらん」から「うんこ」が飛び出し・・・いや、「うもらん」のおでこにそのままくっついている。これはどういう状況だ・・・必死に頭を回転させ考えるが思考がまとまらない。目を瞑り１０秒数える・・・目を開ける・・・「うもらん」は消えていた。