【マンガ】８話　こっぷ【うもらん】

「惑星探索に行く」・・・そうなったら何を持って行くか考えたことはあるだろうか？私はまず最初に遺書を書いた。どの惑星に行くかわからない無事帰ってこれるかわからない・・・。全てわからない。そんな場所に行く。その次は大変だった。あれもこれも家の中のモノをカバンに詰め続けた。家中のカバン、袋、ありとあらゆるものに荷物を詰めて寝た。次の日、私はその全てを置いて惑星探索へ旅立った。これでいいのである。そんなことを考えながらズボンのポケットに手を入れると、くしゃくしゃの紙が入っていた。丁寧に広げてみると「うさぎスーパー」と書いてある。

あの電子音だ。「うもらん」が近いのかもしれない。どうやら「うもらん」は悩んでいるらしい。黄緑と水色のコップ状の物体２つを同時に見つめている。なんとも器用だ。水色の方を選んだと思ったその瞬間、「うもらん」から「うんこ」が飛び出した！私はとっさに身構えた。その飛び出した「うんこ」は黄緑のコップ状の物体に吸い込まれていった。「うもらん」は満足そうにそれを持って姿を消した・・・。残った水色のコップ状の物体を持ち帰ろうと視線を戻すと、既にそこには無かった・・・。