【マンガ】１１話　おかいもの【うもらん】

ポケットから以前、発見した「うさぎスーパー」のレシートを取り出す。懐かしい・・・。３つ目の惑星探索で立ち寄ったスーパーだ。そこはとても栄えていて、私と似た見た目の種族が生態系の頂点であった。衣食住が完備されており、困ることはただ一つその種族の顔が全て同じだった点だ。見分けがつかなければコミュニケーションがうまくとれない。「うもらん」は現時点で１体しか確認できてないので観察が楽だ。

「うもらん」のことを考えていると、遠くに動く物体が見えた。カゴのようなモノを持っている・・・。まさかこの惑星にも買い物という文化があるのか・・・？私は急いで「うもらん」を追いかけた。速い・・・これでは見失ってしまう。私は一生懸命走った。が、いない・・・。見失ってしまったのである。もしかしたら新しい文明、生命体に出会えたかもしれない。それに・・・帰れたかもしれない・・・。その場で落胆していると、「うもらん」と「うんこ」が私の横を通り過ぎていった・・・。「うもらん」と「うんこ」は存在する・・・。よし、明日も観察だ。