【マンガ】１４話　うた【うもらん】

なんてひどい音だ・・・。頭がガンガンする。朝からずっと直接脳に響く嫌な音がしている。これは一体何事なんだ。この惑星にも侵略者のような敵が存在するのか・・・。命の危機が迫っている。今すぐここを離れなければ・・・しかしどこへ行く。逃げようにも安全な場所などわからない。その時一瞬このひどい音がやんだと思った。

次の瞬間、私は穏やかな気持ちで寝ていたのだ。なんと心地よい響きなのだ・・・。さっきまでの頭痛が嘘のようになくなり、私はまるで春の陽気に包まれるように寝ていたのだ。