【マンガ】１９話　にもつ【うもらん】

前回の雨のせいでテントの周りがぬかるんでしまったので、少し場所を変えることにした。以外と荷物がある・・・。ひたすら運ぶ。この全ての荷物は本当に私のだろうか・・・。こんなにたくさんあっただろうか。往復を繰り返す・・・汗が止まらない。だが、またいつ雨が降るかわからない。本日中に終わらせなくては、と１番大きな荷物を持ち上げた瞬間。

視界に「うもらん」が入った。なんと「うもらん」も荷物を運んでいるではないか・・・。赤、緑、黄の荷物を運んでいる。あれは一体何が入っているのだろうか・・・。観察していると「うもらん」がバランスを崩したのだ・・・！私は手に持っている荷物を投げ「うもらん」を助けに入ろうとした、その瞬間「うもらん」から「うんこ」が飛び出した。私は身を翻して構えた。「うんこ」は「うもらん」の荷物を支えていた・・・。なんという友情だろうか。

私は振り返り地面に散らばった自身の荷物をまとめた・・・。